第102章 あの時の梓さん
めぐみちゃんから、手掛かりを掴んだ、しばらくポアロを休ませてほしいと真夜中に電話があった。
心配だ。すごく心配だ。
一人で今どこにいるんだろう。
私は気になってすぐに電話をかけ直したが、すでに電源が切られていた。
一人で乗り込んだりしないって約束してくれたから、無茶はしないと思いたいけれど…
私がめぐみちゃんに相談したせいで何か怪我でもしちゃったら…。
急に眠れなくなってベッドの上でゴロゴロしていたら、携帯が震えた。
めぐみちゃんだろうかと慌てて画面を見たら安室さんからメールだった。
こんな明け方にーー…。
めぐみちゃん、安室さんにキャバクラで働いてることバレたって言っていたから、もしかして私に色々聞きたいのかもしれないと思い、急いでメールを開いた。
『こんな時間に申し訳ありません。めぐみさんがどこに行ったかご存じありませんか?』という内容だった。
めぐみちゃん、安室さんにも行き先を言ってないのね。
バレて逃げるって言ってたけど…
なんで逃げるんだろうか…キャバクラで働いたこと怒られるから?
でも、それは私のせいだからめぐみちゃんを責めないでほしい。
『私も起きてましたので大丈夫です。めぐみちゃんがどこにいるのかまではわからないけど、私のせいなの!だからめぐみちゃんを怒らないでください。』
すると、安室さんからはすぐに,返信が来た。
『明日ポアロでお話聞かせてください。遅くにすみませんでした。』
安室さん、今もずっと外でめぐみちゃんを探しているのかな…。