第9章 お誘い
蘭の横歩くんだから、少しくらい華やかになれってことですかー!?
「ありますよー、大人なんですから。大丈夫、安心して?仕事とは違ってパーティー用にちゃんとした身だしなみでいくから。」
くそう!
元がいい女子高生めっ!
大人の力見せてやるからな!!!
蘭ちゃんとは17:30に探偵事務所前に集合してタクシーで向かおうってことになった。
ずーーっと、地味に隠れて過ごさなきゃって5年も思ってたぶん、ストレスが溜まりに溜まってる。それを今日の夜全部にぶつけてやるんだから!
元々ギャル…とまではいかないが、派手に生きてきたんだ。
今日は派手に遊ぶぞーーーーー!
「こんばんは、蘭ちゃん。今日は誘ってくれてありがとう。」
「こんば…え?めぐみさんですか!?」
「蘭ちゃんさすが女子高生、綺麗!」
「めぐみさんこそ!すごい…。すごい綺麗です!」
二人ともコートを着ているので、どんなドレスを着ているかはわからない。
でも、メイクはばっちり頑張ってきた。
このメイク顔を組織の人に見られて、似てる…ってされても困る。まぁ、こんなところにはいないだろうけど…
さっさと予約していたタクシーに乗り込んだ。
「すごい…大人の女性って感じです!」
「ありがとう。園子ちゃんに綺麗にしてきてって言われたからね。」
「園子が失礼な事をいってすみません…。」
「いいのいいの!喫茶店で派手にしても仕方ないし、今日はメイクにドレスにパーティーって目一杯楽しむから。」
「そうですね!」
「蘭ちゃんも、せっかく元がいいんだから、すこーししよっか。」
「え!?私はいいですよ!」
「新一くんといつか一緒にパーティーいく時の為に、ね?」
タクシーの中で、化粧直し用のポーチを出して、蘭ちゃんに口紅とグロス、チークと、少しだけのアイシャドウを施す。
いつも私が喫茶店でやる程度の軽くのメイク。
元がいいからこれだけで全然かわる。
「ありがとうございます…!すごい。」
コンパクトのミラーを見て、目を輝かせる蘭ちゃん。ふふ、やっぱり可愛い。
タクシーの中で鏡を見ながら嬉しそうにしている蘭ちゃんをみて微笑んだ。