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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第98章 遭遇


「ユメ、今日も綺麗。」
「ありがとう。ケビンさんも今日はサングラス掛けてるのね。そっちもかっこよくて、素敵。」

彼の横に座り、お酒を作る。


「今日もバーボン?」
「あぁ。…それで。会えたか。」


さっそく聞かれた。

彼はこのためだけにお店に来ているんだ。


私は自信たっぷりの笑顔で彼に名刺を渡した。
私はすでにスマホで写真をとった。


「……5日後の20時。まだ私を怪しんでいたから本当にくるかは保証しないけれど。」

咄嗟に嘘をついた。

キャサリンちゃんがやっぱり心配だ。




「確かだな?」

ドキドキする。
嘘だとバレた?

私を探るようにじっと見つめてくるケビンさん。
ーー…怖い。


私は悟られないようにっこり笑った。







「失礼いたします。お連れ…っ!」

「どけ。」

ボーイの人がカーテンの向こうで声をかけてきたが、それを遮るように、カーテンを乱暴に開けられた。

…ジンだ。


いつものようにどかっと座る。


「女、前と同じのだ。」
「はい。」

心臓がもたない。

タバコを大きく吸い、お酒を待っている。


私は急いで前と同じバーボンのロックをつくった。




「それで、どうなったコルン。」
「ユメ、接触した。これ。」
名刺をジンに見えるように摘んでみせた。

「そいつで確かなのか。」

じっと、私を睨みつけるジン。


「私に仕事を辞めて、誰にも言わずここに来たら仕事紹介すると言われました。」
「…それで人をさらって売り飛ばすのか。」


このことが何が黒の組織にとって邪魔なことなのか私には検討もつかない。
もちろん人身売買を悪として懲らしめるつもりなんかじゃないんだろう。



お酒を作り、ジンの前に置くと、さっさと私はケビンさんの横に戻った。怖いからケビンさんの後ろにジンから隠れるように座った。


パサっとカーテンが開けられる音がした。



「まったく。なんでこんな所に僕を呼ぶんです。」
「おせぇぞ。」

「約束の時間より早いはずですが。」


…聞いたことある声ーー。

心臓の音が大きくなる。



「こっからはてめぇの仕事だ。探り屋。ーーーバーボン。」
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