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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第97章 ケビン


「ユメ、お前、怖がらない。」
「…?ふふ、そうですね。もう怖くないかな。」

同じお酒でいいか聞き、私はウイスキーのコップに注いでいく。
こちらを見ていたので、飲みたいのだろうと手渡した。

その時に指先が触れ合い、ケビンさんはそのまま私の手を取った。



「…ごめんなさい。お店ではダメなの。」
「…悪い。ユメの目。見てたら触りたくなった。」

ケビンさんはそれ以上触れようとはせず、素直に手を離してくれた。
本当に彼の言う通りつい手が出てしまったようだった。


「目を褒められると嬉しい。ありがとうケビンさん。ケビンさんの目もすごく優しそう。」
「…初めて言われた。」



こうやって少しずつ信頼を得て、何か彼から情報は得られないだろうか。まださすがに聞くことはできないけれど。
彼の雰囲気からして、やはり裏の社会の人間だとおもう。

仲良くなれば、きっと何かあると信じて。









「ユメさん、次お願いします。」

黒服のボーイの方にカーテンの向こうから呼ばれ私は返事をした。

「ユメ、怖がらない。また呼ぶ。」
「本当ですか、それはすごく嬉しい。はじめての指名だ。ケビンさんそれじゃあまたね。」

わかりやすくゆっくりな日本語で最後挨拶をすると、私はVIP席を後にした。

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