第9章 お誘い
朝、ほとんど眠れないまま。
今日は梓さんが開店準備しているので、私は8時からだ。
眼鏡も髪留めも昨日安室さんに取られて、パソコンのところに置いたまま。
朝食を食べながらスマホを見ると、安室さんからメールが1通。
何か言われるのではと、どきりとしてしまった。
--お話しした通り、しばらくお休みさせてください。 安室
それだけかいっ!
スマホをベッドの布団にに投げつけた。
もっと何かあるだろう!何か!
安室さんにとってとるにとらない出来事だったんだろうな。
いや、こうやってもんもんと安室さんのことを考えてしまうことが、安室さんの術中にはまってしまっているかもしれない!
ここは冷静に、冷静に。
相手の作戦に乗っちゃダメ。
--みんなには風邪と伝えます。また出られる日がわかりましたら、ご連絡ください。 夏目
まぁ、こんなもんかな。
そっけないだろうか…。いや、もう安室さんのこと考えるのはよそう!
いやでも…そういえばなんでしばらく休むんだろう。
怪我も無さそうで、とっっても元気そうだったのに。
そんな事を考えながら、準備を始めた。
梓さんが朝から頑張ってるから、私も行かなくては。
髪留めはいくつかあるから、それを付けたが、メガネの予備はなく、今日は仕方なくメガネなしだ。早めに行って、パソコンのところにあるはずだから取りに行こう。