第95章 休暇5【彼からの贈り物】
ふと、目を開けると、部屋は小さな明かりだけで、薄暗かった。
…何してたっけ。
起き上がろうとしたけど、酷い頭痛と全身痛で起き上がることができなかった。
「…ぅ…」
首を動かすと、横には安室さんがこちらを向いて眠っていた。
「…っ!?」
裸だ。そういえば、私もだ。
布団の中でもわかる。下着すら付けてない。
ーー…そうだ。日本酒の入った甘酒だ。
あれを飲まされたんだ。
全然覚えていない。
…どれだけやったんだ…!こんなに身体もアソコも痛いなんて…!
私が横でモゾモゾ動いても起きないってことは安室さんも相当疲れているんだろう。
……っ!
目を凝らしてみたら薄暗い部屋でもわかる。
胸元にはたくさんシルシがついている。私じゃなく安室さんの胸元に!
誰が付けた!?
そんなこと、考えなくってもわかる。
酔った私だろう。
付けることは恥ずかしいし、潜入捜査の彼に付けてはダメだと今まで我慢していたのに…
こんなにたくさんキスマークを…たった一晩で…
酔った私が恨めしい…。
「起きたのか…?」
「ひっ!…あ、安室さん!」
「…なんだ。もう元のめぐみか。」
安室さんはぼーっとした表情で髪の毛をかき上げた。
「覚えてないのか?」
「…まったく。これっぽっちも。」
動かない身体で必死に布団に潜り込んだ。
足の付け根も痛い…
「…まさかあそこまでとは思わなかった。」
「ひ、ひどい…」
「最高だったよ。…まぁ、でもやっぱり普段の方がいいな。たまにで。」
「たまにもないっ!覚えてないところで…!ひどい!」
「…夕食断ったんだ。ずっとやってたから。食べ損ねたな。」
「聞いてる!?」
「もうすぐ日も登る時間だし、それまで我慢するか。」
「もっと他のこと我慢して!」
「汗かいたな。めぐみもベタベタするだろう。あれだけやったし。あとで最後に一緒に露天風呂入ろうな。」
私は枕を安室さんに向かって投げつけた。
「このっ!ばかーーー!!」