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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第92章 休暇 3 【食事お風呂編】


お部屋に並べられた料理はそれはそれは豪華で小鉢がいくつも並べられ、刺身は勿論、目の前で火をつけて食べる小さな鍋もあった。中は何が入ってるんだろうか。

器も細部にまでこだわっているのか、色とりどりとても美しい器だった。


「豪華…」
「美味そうだな。やっぱり日本料理はいいな。」

「うん。本当に美味しそう。いただきます。」


私たちは料理を前に手を合わせた。


「あ、まってまって。」

私は徳利を手にしていた安室さんを静止し、慌てて安室さんの横に座った。


「お酌いたしますよ?安室さん。」
「ありがとう。」

くすっと笑って、お猪口をこちらに持ってきてくれたので、私は徳利を傾けた。

「やっぱり温泉といったら日本酒だよな。めぐみも入れてあげるよ、飲むか?…日本酒。」

もちろん飲めない。
一口でも飲んだら私は多分朝まで記憶を飛ばして、安室さんにキスを迫るだろう。
せっかくの旅行なのにそれはさすがに出来ない。

「ううん、日本酒苦手なの。ビールいただくね。」
「…やっぱりそうか。」

私は自分の席に戻り、ビールの入ったグラスを安室さんに向けた。

「かんぱーい」
「乾杯。」





料理はどれも本当においしかった。
すごく繊細な味で、さすが高級旅館なだけある。

食べ切れるか心配だったが、種類はたくさんあるが、一つ一つがさほど量が多くなかったため、私でも完食できそうだ。

「安室さん足りる?足りなかったら私のなんでもあげるからね。」
「お酒飲みながらだから平気そうだよ。…おっと、電話だ。」

ごめん、と言いながら、安室さんは携帯を片手に立ち上がって縁側で何やら話し始めた。
真剣な表情だ。きっと公安関係だろう。
休みの日だというのに、大変そう…
仕方ないんだろうけど。


少し眉間に皺を寄せている。
何か困ったことが起きたのだろうか。

一人食べ続けるわけにもいかず、私は安室さんの電話が終わるのを箸を止めて待っていた。







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