第88章 あの時…
コナンくんが博士に事情を話しておいてくれるらしく、パソコンの事は保留になった。
たぶん、直してくれるだろうって。
なので、データ移行先の新しいパソコンをそれまでに用意しといて欲しいと言われた。
安心した。
これでまた仕事ができる。
お昼頃、梓さんが来て、他愛のない話をしてーー…
また1つ事件が解決したことで日常が戻ってきた。
今日は早めに帰って、スマホで映画でもみつつ、お酒とおつまみでのんびり過ごそうかな。
と、夕方になっていそいそとロッカーにエプロンを片付けていると、バックヤードに安室さんが顔を出してきた。
安室さんもそろそろ上がりの時間だったろうか。
「めぐみさん、一緒にスーパーでも行って材料買って今日も僕の家で過ごしましょう。」
「…ぶっ!!」
カウンターのほうから、梓さんのきゃって声が聞こえてきた。
わざと梓さんに聞こえるようにいって断りづらくしたな!
「でも、疲れてない?」
「疲れてるから一緒がいいんじゃないですか。」
安室さんの後ろから梓さんがひょこひょこ顔を出してくる。
あの嬉しそうな顔。
「…むぅ。」
「それに、約束したでしょう?」
「…約束?」
したっけ。何の約束だろうか。
首を傾げていると安室さんはわざとらしく悲しい表情を浮かべた。
「めぐみさん、酷いなー。」
「めぐみちゃん約束は守らないと!安室さん今日はもう帰っていいですよ!あとは私がやっとくんで!」
「いいんですか?梓さん…すみません。」
「めぐみちゃんと仲良く過ごしてくださいねっ!」
「えぇ、ラブラブしてきます。」
らっ!?
安室さんの口かららぶらぶっ!?
「梓さんっ!」
「めぐみちゃん!頑張って!」
…何をっ!?