第83章 彼の仕事【二章】
お店の前でしゃがみ、目を合わせた。
「コナンくんにだけ、いうね。」
「やっぱり何か…!」
「安室さんとは形だけの関係で、本当の恋人じゃないんだ。」
「え…?」
「少し前に事件に協力したときに、恋人ってことでいた方がよかったら、探偵安室透の恋人役になった。それが梓さんたちに伝わってそのままでいるだけなんだよ。」
「…でもめぐみさん,前に!」
「うん、降谷さんの支えになりたいって言った。それは変わらないよ。まぁ、本当のお仕事を教えてもらってるし、大事には思ってくれてるってのはわかる。私にとっても彼は特別。でも恋人にはなれないから。だってほら今だって彼は戦ってる。何かのために誰かのために一生懸命にね。恋人なんて放り投げてでも彼はきっと戦うよ。」
「おっちゃんを逮捕することが!?何のために!」
「彼がすることには何か意味があると思ってる。私は降谷さんを信用するかな。あー、あれじゃない?コナンくんに助けてもらいたいんじゃない?」
ハハっと,笑いながら言うと、コナンくんはむすっとした。
「そんなのでおっちゃんを逮捕して、蘭ねーちゃんが…どんな思いを…」
「コナンくんもこれから色々調べていくんだよね?手伝えることはなんでもするから。怪我の手当にー、蘭ちゃんが忙しいときはご飯作ってあげる。もちろん蘭ちゃんの分も。あ、遠いところに行きたい時には足になってあげる。」
「…ありがとう。」
「頑張って名探偵。」
私からは特に情報を得られなかったコナンくんはしかめた表情のままだ。
「ところで名探偵。私にはまだ何が起きてるのかさっぱりなんだけど、今回の爆発誰がしたの?」
「…めぐみさん、本当に何も知らないんだね。」
「うんっ。」