第7章 休んで
カランカラン。
「あ、ほら、お客さんですよ、安室さん。さっさと行ってください。」
「はいはい。夏目さんはゆっくりしててくださいね。」
食器はおねがいします。と、安室さんは表に出て行った。
声の感じからして女子高生のようだ。
台風だるいから、学校サボって帰ってきたらしい。
あむぴ、あむぴー。と、一気に店内が賑やかになった。
食べ終えた私は、安室さんと自分の食器を洗い、安室さんが袋詰めしてくれた割り箸を備品のロッカーにしまった。
そっとお店の様子を見ると、さっそくJKたちはハムサンドを注文したらしい。
蒸し器でパンを蒸している安室さん。さすが、安室さんの営業力。半端ない。
冷蔵庫から下準備していたマヨネーズとハムを安室さんに渡す。
「ありがとうございます。進めたら注文してくれましたよ。」
「女子高生たちのSNSで、評判になるといいですねー。」
これ以上近くで話をしていると、梓さん曰くJKたちに変に思われるらしいので、あとのことは安室さんに任せて、私はバックヤードの掃除にでも回ることにした。