第75章 知らないっ!
やってしまったやってしまった。
思っても無いことを言ってしまった。
湘南のリーダーやそのメンバーに探され、
公安の人達も私を気にしていて、
それだけでもストレスで。
赤井さんに色々聞かされて、
あんな切ない顔と声で抱きしめられて、
どうしたらいいのかわかんないし。
そんな中で無防備やら、無責任(言われてない)やら、
人がよすぎるとか責められるように言われて悲しくなるし。
もう、いろんな感情がぐちゃぐちゃになって、安室さんにクソ野郎とか童顔(言ってない)とか、探偵アルバイターの独身野郎(言ってない)とか…もうめちゃくちゃ言ってしまった。
何より、目の敵にしてる赤井さんのほうが優しいなんて言ってしまって。
安室さん、最後まで取り消せって怒ってた…
でも、赤井さんは『彼の傷を癒してあげてほしい。』ってあんなにも安室さんのことを気にかけてあげてた。
…あれ?やっぱり赤井さんの方が優し…いかもしれない?
いやいや、比べるなんてだめだめ。
優しさなんて色んなカタチがあるんだし。
あー、怒ってるよなー。怒ってるよねー。
最後鬼の形相だったもの。
自分の家から遠ざかるように私は走った。
そして私は一人の人物に,電話をかけた。
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「いや、だからって俺はないって。」
「だって、隠れる場所ここしかないんだもん!お願いっ!」
「まずいって。降谷さんに殺されるから、俺。」
私はコータさんに頭を下げた。
梓さんは考えた。だけど、彼氏といるかもしれないし、安室さんから連絡がいくかもしれない。
コナンくん…も考えだけど、やっぱり小学生はね!アレかなって。
あと、赤井さんもちょっと考えたけど、さすがにそれはまずいかなっと思って思いとどまった。
コータさんは近くまで車で迎えに来てくれて、話を聞いてくれた。
「俺の家だって、誰にも教えてないのに、なんでめぐみさんに。」
「数日、端っこにいさせてもらうだけでいいの。だめ?」
「いや、一応俺男だからね。わかってる!?」
ぶつぶついいながらも私を乗せて車を走り出した。