第72章 捕まえた。
今日は昼過ぎからカウンターに立ち外を気にしていた。
彼を待っているからだ。
安室さんがいたら出来ないことだから、安室さんには内緒だから彼が居ないうちにしないと。
……きた。
私は待ち望んでいた彼が通るのを確認してお店を飛び出した。
「コナンくん!」
ランドセルを背負った学校帰りのコナンくん。
「あれ?めぐみさん、珍しいね僕に話しかけるの。」
「お願いがあって。名探偵に依頼できるかな。」
「…何かあったの?」
真剣な顔してコナンくんが話を聞いてくれた。
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「まさか、依頼ってこれ?」
「うん…コナンくんにしか頼めなくて。」
菓子折り持ってコナンくんと歩く。
向かうは工藤邸。
「探偵への依頼とかっていうから、何か困ったことあったのかと思ったよ!心配して損した。」
「そんなこと言わないで…!困ってるんだって。」
そう、今日は工藤邸にいる赤井さんに荷物の受け取りに行くのだ。
「ていうかさ、まだ行ってなかったんだ。」
「う。だってここ最近ずっと朝から日付変わる夜中までずーっと忙しかったんだもん。」
「何してたの?」
「それは内緒。」
「内緒ってことは安室さんに関することかな。」
「…。」
「やっぱりね。最近なんだかガラの悪い人達も結構きてたし、あのバンドの人も来てたよね。それに関係するのかな。」
「…。黙秘する。」
「そっかー、僕帰ろっかな。めぐみさんひとりで…」
「安室さんのお仕事のことだから言えないのっ!もう勘弁してよ!」
「ふーん、公安関係かー。」
「くっ。」
二人で歩きながら工藤邸を目指す。
赤井さんに二人きりで会う勇気がなくてコナンくんについてきてもらうのだ。
何事もありませんように…!