第71章 これが本当の
どれがいいと言われても…!
「ちなみに僕は全部いけます。」
知らんがな!
私が黙り込んでいると、安室さんは私の耳元に口を寄せてきた。
「言わないと、上から下まで全て注文してしまいますよ。」
「服!強いて言うなら服でしょうか!」
私は慌ててその中で一番まともそうなものを叫んだ。
すると安室さんは私の顎から手を離し満足そうににっこり笑った。
「よかった。僕もそう思ってたんですよ。さっき見ててそれならめぐみさんに似合いそうだと思って。」
「人の携帯みるなっ!」
「メイド服も捨てがたいんですが、やっぱりナースかなと。いつもめぐみさんには怪我を治してもらってますから。今度この服で包帯巻いて…」
「ばか!仕事もどれ!」
「…はいはい。わかりました。」
「10代じゃないだから、もうすぐ安室さん30でしょう。」
「歳なんて関係ないですよ。ロマンですロマン。」
「じゃあ、安室さんも着てくださいよ。ドクター服。」
「潜入で何度着たことか。なんなら家にありますよ。」
「ひぇ。」
言うんじゃなかった。
ノリノリで着てきそうだ。
「じゃあ、今度ドクター服とナース服で遊びましょーね。」
白衣を着て眼鏡をかけた安室さんを想像してしまい、私はちょっといいな。って思ってしまった…。