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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第64章 気づいた時にはもう遅い


しばらく走った時、小さい声で髙橋さんがいった。

「俺、浩太郎っていうんす。」
「ん?」
「いや、俺はめぐみさんって呼んでるから。だから、よかったら『コータ』って呼んでください。」
「『コータ』?」
「そそ。俺ら公安って仕事以外で普通の人と話すことないし、俺の本名呼んでくれる人もいないっすからねー。」



チクン


と胸が痛くなった。

呼んでくれる人…?

「家族や恋人は?」
「家族や恋人にも普通は公安で働いてるってのは教えることは基本ないっすよ。
仕事一番だから家族とは疎遠になるし。恋人は…作ることはできるっすけど、身辺調査とかけっこうしっかりされるんすよ。どこの出身とか、宗教やらなんやら家族の逮捕歴とかも全部。」
「…そ、そうなんだ。」
「だからさ、公安ってことを知ってくれてて、こうやって普通の人と話ができるめぐみさんって貴重なんすよ。だから是非俺のこと『コータ』って、呼んでくれません?」
「…うん。コータさんね。」


心臓がドキドキしてる。


恋人になるときは、身辺調査…?

こんなの、じゃあ絶対降谷さんとは恋人になんてなれないじゃない。戸籍もない私がーー…。

コナンくんに恋人になりたいわけじゃないって言ったくせに、私こんなにショックを受けてる。


ただ幸せになってほしいだけ。とかそんなかっこいい事言ってたくせに、恋人になれないってわかっただけでこんなにショック受けてるなんて…。

もうこんなに、私……降谷さんのこと好きになってたんだ…。



馬鹿だなー…私。


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