第60章 顔合わせ
女性陣が出て行き、タローさん達(本名は全然違ったが。)と準備ができるまで待っていた。
今妊娠中だという、元々のリーダーと先日のめぐみさんのリーダー姿の写真を女性捜査官たちに渡して朝から何度も練習をしていた。
公安の優秀な捜査官だ。
彼女達のどちらかならきっと、立派にリーダーをやってのけるだろう。
降谷さんはタロー達をじっと観察している。
今度、リーダーと共に潜入する際、彼らの行動を参考にする気なのかもしれない。
「君たちはなんで、めぐみさんに頼んだんです?やっぱりあの初めて会った時のことがあったからですか?」
降谷…いや、安室さんはそうタローに聞いた。
「あぁ、あの視線。あの気迫は素人じゃねーってすぐわかった。リーダーはあの人しかいない。…出来ればこのままずっとリーダーにいてもらいたいくらいだ。」
それは現リーダーに失礼だろう。
「リーダーってそこまで重要なのかい?」
「あぁ!当たり前だ。数年前くらい前までは男がやってたんだが、今のリーダーから女性だ。その時の雰囲気で選ばれる。自然と決まるんだ。だれもがついて行きたくなる。全てを任せたくなる。それは他のチームでも同じだ。そのくらいの覇気がないとリーダー同士会話にならない。対等じゃないと相手にすらしてもらえない。」
「へぇー。」
すまないが、その話を聞いてめぐみさんが本当にそれに値するのか?と疑問に思ってしまった。
安室さんに叱られ、ニコニコして、降谷さん曰く『ダサい女』と言われる彼女に…その素質があるのだろうか。