第60章 顔合わせ
風見さんがバカ三人でもわかるように(私、タロー、ジロー)優しくゆっくり説明してくれた。
会合中の流れを説明しようとしたところで、安室さんが遮った。
「とりあえず、リーダーを決めておきませんか?会合中の流れが変わってくるかもしれませんし。」
「そうですね。」
「リーダーを決めるってどう言う事っすか?」
タローが私に詰め寄った。
「うーん、リーダーって危ないじゃない?だから、他の警察の方が代わりにしたほうがいいんじゃないかって。」
「だめっすよ!!姐さんじゃないと!!舐められます!」
「うん、だからこれからそれを決めるの。」
なだめながら、タローとジロー椅子に座らせた。
「総長はめぐみさんっす…。」
ぽそっとジローがつぶやいた。
「だが、そのめぐみさんも代理だろう?なら、会合だけでも他の代理でも構わないだろう。ここの女性2人は潜入捜査のプロだ。なりきるのも慣れている。」
風見さんに言われ、スーツをピシリと着た女性2人はキリッとした表情だ。
「とりあえず、2人とめぐみさんには順にリーダーに扮してもらう。元々のリーダーの写真を渡してあると思うから、なりきってもらって、一番ふさわしいリーダーに今回会合に参加してもらう。武器密輸組織を後ろから引っ張り出してもらう重要な役目だ。」
ドキドキ…
急に緊張してきた。
昔のように出来るだろうか…。
ただ毎日のようにバイク乗り回して、みんなとバカして、喧嘩して…
そんな事をしてただけだ。
元々借りていた、長い学ランとウィッグとかをもって、隣の会議室に入った。
ここで、総長になりきるメイクとかをしていくだけーー…。
広い会議室で、三人はすこし距離をとって着替えていく。
2人とも本当にキリッとしていてカッコいい。
日々警察として働いてる女性たちだ。
「あの…よろしくお願いします。」
「こちらこそ。」
ニコッと笑ってくれたのは前田さん。…カッコいい。