第54章 警視庁へ
…なんで、風見さん達出ていかせたの…?
安室さんは出て行ったのを確認して、ガチャリと鍵をかけた。
急に心臓がバクバクとなりはじめた。
「…やっぱり怒ってるじゃないですか。」
「当たり前だろう。」
「電話で怒ってないって言った…」
「そう言わないとここに素直にすぐ来なくなるだろ。」
少しずつ近づいてくる安室さんが怖い。
般若だ般若。
縮こまって椅子に座っていると、私の横に立ちパソコンをパタンと閉じ、端にずらした。
「?」
見上げると、急に私の両脇に手を入れ、グイッと持ち上げると机に座らされた。
「きゃっ!」
「手をひけ、めぐみ。いい子だから。リーダーは公安の女性捜査官にさせる。」
かぁぁっと顔が熱くなるのがわかった。
わたしのお尻の横あたりに両手を机に置き、ぐっとキスされるのかと思うくらい迫ってきた。
「…っでも…」
「でも…?まだ言うのか。あまりに悪さがすぎると、僕が逮捕するぞ。」
「たっ…たいほっ!?」
安室さん肩を掴み、距離を通ろうとすると、カプリと首に噛みつかれた。
「ひゃっ…!やっ…なにやって…」
「めぐみ。」
耳元で囁かれ、安室さんのスーツをぎゅっと握り締めた。
「こ、こんなところで…だめ…」
「なら、手を引くか?」
「それは…」
「…よほど、ここで乱されたいらしいな。」
「ちっ、ちが…!きい…て…その女性捜査官による…と思う。」
「…うむ。話を聞こうか。…でも、その前に。」
「んっ……」
結局、手を添えられ、キスされるのだ。