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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第52章 ある日の降谷さん(風見さん視点)


カシャっとプロジェクターに資料を映し出していく。

近くにいた捜査員高橋が、降谷さんに缶コーヒーを差し出した。

降谷さんはそれを飲みながら自分達の話を聞いた。





「その三つのグループのうち二つが手を組んで、武器を密輸組織から反社に流してるんだな。」
「はい。コレが湘南グループのリーダーです。」

ガシャっとページを送り、若い男をうつした。

「若いな。そして、このグループと東京のグループが今度会合をすると。…そこでうまく潜入して大元の密輸組織を探れたらいいな。」
「はい。これが東京のグループのリーダーです。昨日捜査員が撮影に成功しました。中々出てこないリーダーだそうです。」


カシャっとページを送って写真を差し替えると、降谷さんは飲んでいたコーヒーを盛大に噴き出した。


「ぶっ!!!ごほっ!げほっ!!」



「ふ、降谷さん?」


咳き込む降谷さんにとりあえずティッシュを差し出した。

それで、口元をぬぐい写真を凝視している。


「昨日撮影?」
「はい。そう聞いています。」
「数年前じゃなくて?…昨日。確かだな?」
「はい。」





降谷さんはダンっと缶コーヒーを机に置くと、「あの馬鹿!」と、呟いた。



知り合い…なのだろうか。



降谷さんは立ち上がり、どこかに電話をかけ始めた。




「僕だ。今何してる?」

足をパタパタとしてる。イライラしているようだ。

「梓さんに任せられないか?あぁ、急ぎだ。…怒ってない。」

嘘だ。怒ってる。

「本庁だ。…いや警察庁じゃなくて警視庁。」

…一体誰と話をしてるんだ。

「いやだから怒ってないって。着いたら中のロビーで待っててくれ。」


電話を切って盛大なため息をつく降谷さん。


「風見。すまないがあとで下に人を迎えに行ってもらいたい。見た目はダサい黒縁眼鏡。黒髪でダサいハーフアップ。服は地味な女だ。」

…こんな人を悪くいう降谷さん珍しい。

「わかりました。」

そしてもう一度大きな大きな声でため息をついた。
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