第48章 黒い夢【1章】
『SNSで事故現場の写真を見ました。少しだけですが赤い車が見えました。違ったらいいのですが…。もしかしてと思って…怪我とかありませんか?』
返事はないかもしれないし、邪魔になってもダメだと思って、電話じゃなくてメールだけ赤井さんに送った。
ポアロからの帰り道、安室さんからの連絡を待ってみたけれど何もない。
もし、あの事故に赤井さんや安室さんが関係しているのであれば、怪我をして連絡かなにかくるかと思って、ずっとポアロで待っていたが、来ることもなかった。
携帯をぎゅっと握りしめた。
全くあの事故とは関係がない、というのが1番なのだけど…。
ブーブー
部屋の中で握りしめていた携帯がなった。
赤井さんからの電話だった。
「もしもしっ」
「メール先程確認した。おそらくその車は俺のだな。はっきり映っていたか?」
「いえ、端っこの方に白いラインの入った赤い車がチラッと映ってただけで、ナンバーのとかはぜんぜん…。私は乗ったことがあったから気になったくらいで。」
「ならいい。」
「じゃあ、やっぱりあの事故は…」
「あぁ、組織に関係している。」
「…。」
「めぐみに色々聞きたいことがある。今からこちらにこれるか。」
「え?」
「家はどこだ。」
「えっ。赤井さん?」
「どこだ、今から迎えにいく。」
「あ…えと、ポアロの近くです。」
「今からポアロに迎えにいく。」
「えっ!?ちょっ!」
赤井さんは私の返事も待たず、ブチっと電話を切った。
つい、勢いに負けて答えてしまった。
少し赤井さん焦っていた?
やっぱり何かあったのだろうか…。
組織が警察庁に侵入…
でも、安室さんはバーボン…なんだよね?
わからない。頭が弱すぎで全然わからない。
安室さんは無事なのだろうか…連絡したいけど、邪魔はしたくない…。
安室さん……