第41章 パーティー再び
帰宅して、何もない部屋でベッドにもたれて座っていると電話がかかってきた。
赤井さんだーー。
「はい。」
『以前言っていた付き合ってもらいたいこと…覚えているか?」
「忘れました。」
『くく、そう言うな。明日同行してもらいたい。』
「私じゃないとダメ…?」
『人が足りないんだ。』
「…。」
すごく行きたくない。
私が返事を渋っていると、
『秘密を共有した仲じゃないか』と、ふぅーっとタバコの煙を吐きながら赤井さんが言った。
『今回は組織のことだ。』
「え…でも私組織の人に会いたくないです。」
『安心しろ。くると言ってもコードネームすら与えられてない末端のメンバーだ。そいつらから情報を抜く。』
「…なおさら私いります?」
『パーティーに潜入するんだ。二ヶ所あるからどちらに組織のメンバーが来るのかわからない。二手に分かれる。めぐみは同僚の
FBIの捜査官とパーティーに参加してもらいたい。』
「…赤井さんとじゃないの?」
『俺とがよかったか?』
「…っ!」
『悪いが俺はバックでサポートとして指示を出す。』
「拒否権…」
『ない。明日6時までにパーティーの準備を持って工藤家に来てくれ。』
「…。」
むっとして、携帯の画面を睨みつけた。
『大丈夫だ。何があっても俺が守るから。』
「すぐ!そうやって!そんなこと言う!」
くくくっと笑う声が聞こえて来る。
くぅ、大人の余裕な感じがやっぱりむかつく。
「ポアロの仕事が終わってからになるので、遅れたらごめんなさい。」
『パーティー自体は遅くからだから少しくらいなら大丈夫だ。』
「…わかりました。」
パーティーの詳細と当日のことを少し聞いてから電話を切った。
…この5年ずっと隠れていたのに、ここ最近なんだか前に出てきている気がするのは気のせいじゃないだろう。