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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第37章 声


「もしもし。」
ボイスチェンジャーで少し変えられた私の声が部屋に響いた。

『貴方は四人目の人質ですね。若い女性ーーでしょうか。犯人は指示に従っていれば必ず貴方を解放します。犯人のいうことを聞いてください。』
「…この間抜けな女はただ同じように…スマホの画面を読みあげる…だけだ……」


私は、スマホのうつしだされ主犯の人間が考えた文章を電話相手に伝えた。
間抜けな女…私のことだろう。
恐怖で震える声を演出した。


『それで構いません。最後の要求を聞きましょう。』
「ゼロを…だせ。電話の…お前はゼロじゃない。」
『…。』
「ゼロと直接…は、なしをしたい…」
『ゼロはすでに近くにいます。』
「ゼロの容姿は聞いている…しってるぞ。」
『なに?』
「金髪に肌の色は褐色……先日、我らがリーダーに会っただろう…あいつだ…『フルヤレイ』」


警察官なのに金髪って珍しい…って思った。
スマホにどんどん流れてくる文章を読みあげるのに必死だった。


次の文章が流れてきたのを目で読んで、震えが増した。




「早くゼロを…出せ…じ、じゃないとこの間抜けな女の部屋にある…無数の…ば、爆弾が爆発するぞ…うっ…ふっ…」

私は涙を流すふりをしながら、部屋を見渡した。

箱やら紙袋やらざ散乱していてどれも爆弾に見えてきた。


本当に仕掛けられているんだろうか…
二人目の人質は体に爆弾を巻き付けられて死んだと言っていた。
あながち本当かもしれない。












『こんばんは。』


耳から聞こえてきた声が変わった。


『ゼロです。』











この声はーー…。

何度も電話で聞いた声。
急に休むって電話してきたり、シフトの変更の電話してきたり、いつも自己中なことばっかりーーー

忙しくて、すぐどっか行って、バイト休んで、たまに疲れた顔をみせてーーー


いつも困った人がいたら一生懸命で、必死で、コナンくんと謎解きしてーーー


優しくて、まっすぐなーー…



安室さん。



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