第4章 裏のお仕事
その日は、マスターと私と安室さんがシフトの日だった。
私は裏方に徹していて、洗い物したり、パソコンしたり、たまにレジしたり。
マスターはサイフォンでコーヒーを入れていて、安室さんはトイレ掃除から出てきていた。
その表情がいつもと違う?
「安室さん?どうされました?」
「え?」
何か考え事でもしていたのか、私に話しかけられる少し驚いた表情をしている。
「体調悪いんですか?」
バックヤードに入ると、安室さんの顔をじっとみた。
「何もないですよ?少し依頼人のことを考えていただけです」
安室さんはいつものキラキラ輝く笑顔になった。
そして、今は特にお客さんの注文は受けていないのになにかを作り始めた。
「マスターすみません。少し毛利先生のところに行ってきます。」
いつもの差し入れをもって、いつもより急いで二階へとあがっていった。
まぁ、今日はマスターいるし、暇だからいっか。
しばらくすると、毛利さん親子とコナンくんそして安室さんと。勢揃いでどこかに行ってしまった。
え?
どこかに行った?
安室さん仕事中だよね?
毛利さんのところで事件でもあったのかな…
ていうか、何か言っていけよー!!
あーむーろーーーー!
「はは、安室くんは自由だねー。」
と、気にしてない様子のマスター。
お客さんもみんな帰って、サイフォンなどのコーヒーの道具を綺麗に洗っているマスター。
「ここでバイトしている人はみんな訳ありばっかりだからねー。ね?めぐみちゃん。」
「はい、いつも助かってます。」
「まあ、安室くんも色々あるんだろうね、助けてあげて。」
「はい。わかりました。」
「あ、今日の夜、出てもらってもいいかな?明日、ポアロは昼からでいいから。」
「もちろんです。」
「じゃあ、僕はさきに向こうに行ってるから、あと安室くん帰ってきたら安室くんにお店閉めるの任せてめぐみちゃんもおいでね。」
マスターはカウンターを綺麗に片付けて帰っていった。
余った食材を大量に色々挟んだサンドイッチをまかないように二人分作って、待っていたが、安室さん…
帰ってこないじゃん!!