第30章 染まる
私の肩を押して、柔らかいベッドに沈ませると安室さんも私の上に覆い被さった。
「めぐみ…」
降りてきた唇。
すごく柔らかい…。
またヘタクソって言われるのが嫌で、言われるの前に私は口を開け舌を安室さんの口に差し込んだ。
ピクリと反応した安室さんの顔は驚いていて、そしてニヤリと笑った。
「んんっ」
舌を絡められ、吸われ、撫でられる。
両手は顔の横で握られ、指を絡め合う。
私はその手をぎゅっと握り締めた。
「ふっ…っん…」
キスが気持ちいい…
口の横からだらしなく垂れる液。
それでもキスは止まらなかった。
「はぁ……はぁ…くるしっ…」
「悪い、つい。」
全然悪いと思ってなさそうな表情で、私のニットの中に手をいれ、お腹を撫で始めた。
少し冷えた安室さんの指先にピクリと反応してしまう。
「んっ、くすぐったい。」
「すぐ気持ち良くなる。」
「前の時より下着があたらしく可愛いな。」
「っ!そんなことない!」
「めぐみももしかして今日そうなるかもと思ってたんじゃないのか?前のときは急だったが…」
「ちがっ!」
「僕のために着てきた?」
「…っ!」
ニットを脱ぎ、キャミと下着姿になると安室さんがマジマジと見ながら肩紐を下にずらした。
舌先で鎖骨、首筋、耳と舐め上げていく。
「ひゃ…あっ…」
「相変わらずこの辺り弱いな。」
「耳元でしゃべらない…で…」
「なぜ?」
「安室さん…いい声なんだもん…」
「じゃあ、もっとしないとな。」
耳たぶを犬歯でがじっと齧られた。
「んあっ…!」
いつのまにか外された背中のホック。
緩くなった下着の中に安室さんの手が入ってきた。
くにゅりと揉み上げていく。
「んっ…あっ…」
指先で胸の先をいじられる。
でも、少しいじるとすぐ手を離してしまった。
…いじらしい。
下着を上にまくられ舌で周りを舐められるが、肝心の中心は舐めてくれない。
「んっ……」
身体をくねらせ、安室さんの二の腕を掴むが、安室さんはじっと私の顔を見るだけだった。
お腹や首を撫でられ、舐められ、私の身体はどんどん熱くなっていった。