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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第22章 お買い物


私の提案に安室さんは少しむっとしている。
「赤はダメですね。僕は嫌いです。」
「あ、そう…。」
「そう言えば以前みためぐみさんの写真、あの時来てたドレスも赤でしたね。」
「私は赤好きですもん。」
「…。今度僕ともパーティーいきますよ。僕がドレスを買います。」
「えっ?」
「それにまだ以前約束したお酒を飲み行こうというのも達成できてません。」
「だって安室さん忙しそう。」
「じゃあ、今日の夜……いや、今日の夜も仕事だ。」
「残念。空いてる時に行きましょう?ね?」


今日の夜も仕事があるのか安室さんは。
じゃあ、さっさと買い物終わらせて解放してあげたい。


「赤は辞めにして、じゃあ薄いベージュか薄ーい黄色とかどうかな?」
「いいですね、濃い色より店内が明るく感じますね。」
「サイズ教えて?」
「…これですね。」

安室さんは薄いベージュのカーテンの棚からあったサイズのものを取り出した。

「これにしますか。」
「うん、いいと思う。あとは、観葉植物だね。」
「あまり大きいのはナナちゃんには乗らないから気をつけないと。」
「あ。安室さんも呼んでる。」
「え?」
「ふふ、安室さんも自分の愛車ことを『ナナちゃん』って。」
「無意識でした…。めぐみさんのがうつりましたね。」
「探偵の仕事中にあの喋り方で『ナナちゃん』なんて言ったらダメですよ。」
「言いませんよ、めぐみさんの前でしか。めぐみさんの前だと気が抜けてるみたいだな。」


…それはちょっと嬉しい言葉だった。

「めぐみさんは本当に何も聞かないんですね。普通、いつもと態度が違う人いたらどうしたか聞きませんか?」
「…?」
「もしめぐみさんが急に怒ったように僕に話しかけてきたら僕なら何があったのか聞きますよ。」

安室さんは探るように私の顔を見てそう言った。
特に考えたことなかった。

「私の中の探偵さんって秘密が多いって印象だからかな…根本的に聞いてもきっと言えないことがあるのかなって。依頼人のこともあるでしょうし…警察の方と協力もしている印象もあるから、なおさら。」
「…めぐみさんの前では取り繕えなくなる。ダメだな。」
「取り繕ってもそうじゃなくても、全部安室さんだよ。ダメじゃないです。」
「…めぐみさん。」

安室さんはふわりと微笑んだ。
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