第19章 謝罪
首筋をすーっと昴さんの唇が撫でていく。
「あ…っ…や…」
「いい反応ですね。」
「、っ」
ちゅっと音をわざと立てるように、唇で首を啄んだ。
「ふっ……」
昴さんの唇が下に下にと下がってきて、先程外したボタンのあたりをぺろりと舐めた。
「やっ…あ…」
下着のラインギリギリのあたりだ。
ちりっとした痛みが走った。
吸われてシルシを付けられているとすぐにわかった。
「だ、だめ…」
昴さんの頭をぐっと押したが、腰に手が回っているし、先程のキスで力も抜けていて、抵抗らしい抵抗が出来なかった。
「それで、嫌がってるつもりですか?」
胸元から顔を上げにっこりと笑う昴さん。
私の目からも分かるシルシ。
それをみて身体が熱くなった。
「す…ばるさん…」
「………。君の目は人を惹きつけるな。抱きたくなる。」
私のメガネを取ると、玄関横の花瓶の置かれた棚に置いた。
「今からでもホテルに行きませんか?」
「…んなっ、い、いきませんって!」
「残念、今のキスでその気になってくれたと期待したのですが。」
さらりと私の髪の毛を触っていた昴さんは私の耳を撫でた。
「そう言えばイヤリングをお返ししてませんでしたね。」
「…そうでしたね。」
私も忘れていたくらいだ。
「ここで待っていてください。とってきます。」
そう言って、昴さんは家の奥へと入って行った。
私は慌てて外されたボタンを直し、服装を整えると玄関の外に出た。
火照った身体を冷やしたかった。
「あれ?めぐみさん?なんでここにいるの?」
ぽけっと玄関の外で昴さんを待っていると門の外から声をかけられた。
「…コナンくん…?」
「そこで何してるの?」
じっと見られて、わたしはたじろいでしまったが、コナンくん相手にする時は動揺してはいけないとあれだけイメトレしてきたじゃないか。
彼は私の仕草ひとつだって見逃さないだろう。
「ここに住んでる人が本を貸してくれるって言うからここで待ってるの。コナンくんは?」
「ここに住んでる…?昴さん?めぐみさん昴さんと知り合いだったの?」
こ、ここここコナンくんこそ、昴さんと知り合いだったの!?
そんなの知らないっ!!!