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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第15章 お酒


昴さんはツーコールですぐ出てくれた。

『はい。』
「…あっ、昴さん…あの…」
『覚えてませんか?』
「…はい。ごめんなさい。」
『テーブルにメモを残したのですが、見ましたか?』
「え?あ、本当だ。」
『そのメモの通りです。支払いは終わらせたので、鍵だけフロントに返しておいてください。』
「昴さん、本当にすみません。今度必ずお支払いします。」
『それは構いません、それより今度は日本酒抜きで飲みましょう。』
「あの…私…」
『大丈夫、抱いてませんよ。まぁ、少し味見はしましたが。』
「あ、味見っ!?」
『まさかめぐみさんがあれだけのキス魔だったとは。さすがにあれ以上一緒にいると誘惑に負けそうでしたので部屋を出ました。1人にしてすみません。』
「申し訳なさで、心臓が潰れそうです…」
『めぐみさんのあの一面を見れたので役得ですよ。酔っている貴方に僕も少し手を出したのですからフィフティフィフティとしましょう。』
「ごめんなさい…」
『また僕と会ってくれますか?』
「はい、お詫びをさせてください…」
『そういう意味では無いのですが、まぁいいでしょう。ではお気をつけて帰ってください。それともお迎え行った方が良さそうですか?』
「いえ!1人で帰れます!」



電話を切り、大きなため息をついた。
…抱かれてなかった。よかった。
昴さんに感謝しなければならない。
日本酒に弱いことを知らなくて、昔はじめての飲み会ではお持ち帰りされたことがあった。

それに比べたら昴さんの味見なんて可愛いもんだ。


鏡の前で身なりを整え、帰る準備をする。
ポアロのバイトは午後からだ。





テーブルに置かれた昴さんからのメモを上着のポケットに入れ、私はホテルを後にした。

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