第2章 私の仕事
「夏目さん。すみません、僕がいない間忙しかったみたいですね。代わりにでてもらったみたいで…ありがとうございます。」
「でていく前に私に一言いえよ。てか、仕事中に出ていくなよ。ごらぁ」
という、事を心で思いながらも笑顔で『いいえー。』と言っておいた。
そんなこと、イケメンに面と向かって言えるはずがない。
「あ、安室さん、今大丈夫ですか?」
「はい、今飲み物出し終えたので平気ですよ。」
顔だけを出していた安室さんが、こちらに来て、私の横にたった。
「なんでしょう。」
「車持ってます?」
「はい。ありますよ。」
「よし!」
梓さんも私もなかったから困ってた買い出しがはかどるぞ!
じゃあ、前から計画していたあの有名大型ショッピングセンターにいけるかも!
ここからだと、だいたい車で30分。
スーパーより大容量かつ安売りを利用すれば経費抑えられる!!
ぶつぶつ考え込んでいたら安室さんが、あのーーっと困った様子。
「車を出せばいいのでしょうか?」
「あ、ごめんなさい。勝手に決めて。
今度買い出しに行きたいんですけど、安室さんの車をお借りしてもいいですか??」
「もちろん構いませんよ。」
「よかった!ガソリン代はもちろん経費で出します!結構荷物入ります?」
あれ買おうか、イスや食器を揃えてもいいかも!などと、ウキウキしていたら、安室さんがすこし眉を寄せた。
あ、もしかして、あんまり乗せたくないかな??愛車だもんね…
「あー…もちろん構わないんですけど…荷物自体は大量には入らいです。あと、ガソリン代…」
なんとも歯切れの悪い。安室さんにしては珍しい。
「何に乗ってるんですか?」
「RX-7です。マツダの。」
目の前のパソコンで検索すると、出てきたのはその車。
「あぁ、す、すごいですね」
「すみません。」
「え、高。」
口からつい。パソコンの画面にうつしだされた。車の値段。
高っ!!なんだこれ。
口コミ、金持ちの道楽とか、2台目にもつ人が多いとかあるじゃん!
「この車に乗るのが夢だったんですよ。」
「そーなんですね!すごい!じゃあ、荷物運びに使うのなんか、申し訳ないですねー!」
なーんて、笑顔で言ったけど、正直戸惑う。探偵儲かるだな…
もしかして、ローン地獄の人?てか、探偵でアルバイターってよくローンおりたな。
まぁ、車の趣味にとやかく言うまい。
