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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第141章 花嫁の愛


ヘリポートから帰ってきて、病院に行くのを嫌がった降谷さんを連れて私達は安室さんの部屋に帰ってきた。

ここの部屋にくるのは久しぶりだ。

最近はもっぱら会う時は私の部屋だったから。



いまだに少し足を引き摺る降谷さんを支えながら、部屋に入ると懐かしい匂い。



すぅぅっと吸い込むと、降谷さんがくくっと笑った。


「相変わらずだな。」
「落ち着く匂い。シャワー浴びれそう?怪我の具合は?」
「出血が結構酷かったから汚れだけど落としてくるよ。」
「わかった。包帯とか用意してるね。」


ぼろぼろの上着を脱ぎ捨てて、降谷さんはお風呂場に向かった。

私はその上着を拾い上げた。

肩の辺りは破れてるし、至る所に血の跡、煙の匂いもするし、文字通り本当にぼろぼろだった。


ここまでして日本を守ってくれてる。


爆弾はコナンくんが止めたかもしれないけど、降谷さんがいなかったらプラーミャは逃げてまた同じような犯罪を犯していただろう。


被害をここで止めたんだ。




私は上着をぎゅっと抱きしめた。




「何してるんだ。」
「あ、降谷さん早かったね。」
「あまりお湯に当たるとまた出血しそうだったから。上着捨てるぞ?」

私の手からぼろぼろの上着を取ってビニールに入れていく。

「なんか、こういうのばっかり集めてどこかに展示したい。」
「…?」
「日本の警察や公安や自衛隊の人たちは、こうやって日本を守ってるんですよってみんなに教えてあげたい。」
「こういうのは“秘密”だからこそ、かっこいいんだろ?」

ーー…そうかもしれないけど。

「ウルトラマン的な?」
「…それはちょっとわからないけど。」

降谷さんは笑いながらベッドに腰掛けた。

私も救急箱をすぐ横に置いて、降谷さんの前に膝立ちをした。


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