第137章 For richer or for poorer,
数日後、ポアロでシフト表を印刷しているとお店から知っている声が聞こえてきた。
梓さんとお話をするこの声は…。
「コナンくん。」
「あ、めぐみさん。」
「今帰り?今日は遅いね。」
「ううん、今日蘭ねーちゃん達帰りが遅くなるからポアロで食べててって言われたんだ。」
「…あー、じゃあうちに来る?今日ね、ちょっと早めに締めようと思ってて。」
カウンターから身を乗り出してコナンくんの耳元で「梓さん、デートなの。」と、いうとちょっと照れた様に頷いた。
「家近いんだっけ?」
「ここから五分くらい。」
「ちかっ!じゃあ、蘭ねーちゃんたち帰ってくるまで行く。」
「安室さん直伝の美味しいカレーライスが残ってるんだ。一緒に食べよ。」
「ありがと。」
「じゃあ、急いでお店閉めちゃうね。待ってて。」
「はーい。」
closedの札を出し、看板を閉まっていく。
コナンくんにはバックヤードに来てもらってソファに座って待っててもらった。
「こっち来たの初めて。まぁまぁ広いんだね。」
「お店の半分くらいかな。私はたいていここで作業してるよ。」
「めぐみちゃーん…」
「ふふ、いいよ。後やっとくから行っておいで。」
「ありがとう!コナンくんもまたね!」
うきうきといつもより可愛い服にばっちりメイクの梓さんが私たちに手を振って出て行った。
いつも安室さんや私の急な用事に対応してもらってるんだもの、出来る時は梓さんにも好きにしてもらいたい。
「裏から出るからこっちおいでー。」
「あぁ、今いく。」
小さい身体で新一くんっぽく喋られると、なんだかおかしくて笑ってしまう。