そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第5章 溶け込み始める
「…これで思い出塗り変わったかよ」
「はい……ありがとうございます」
「じゃあ任務完了っつーことで自分の部屋行くわ」
スっと体が離れ、ダイナマイトが背中を向けて歩き出す。
待って……、まだ行かないで。
そう発言する代わりに、後ろからダイナマイトに抱きついた。
「……どーした」
ダイナマイトの低い声が静かな部屋に響く。
「ダイナマイト言ってましたよね…、男がどういう生き物かは男が1番分かってるって」
「ああ」
「どういう生き物か教えてくれませんか……?」
そう言ってギュッと腕に力を入れた。
けれど、すぐにその手は引き剥がされてしまった。
「全然懲りてねェじゃねーか。…ンなこと簡単に言ってんじゃねぇ」
「簡単なんかじゃっ…」
「てめェみてぇなガキなんか相手にするわけねーだろ」
そう言ってダイナマイトはこちらを振り返ることもせず、自分の部屋へと行ってしまった。
ガキって言わないで……。
わたしのこと1人の女として見て。
……あれ?
いつの間にこんな風に思うようになっちゃったんだろ?
キスだってたくさんしてもらったのに、全然満たされていない自分がいる。
そっか……わたし、ダイナマイトのこと
ヒーローとしてじゃなくて、1人の男の人として好きなんだ……。
本気で好きになっちゃったんだ。
そう自覚した瞬間だった。