そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第4章 過保護なヒーロー
ー爆豪sideー
蜜穂の仕事が何時に終わるかは把握している。
定時を過ぎてからは、蜜穂の位置情報を随時確認しながらなるべく近くをパトロールしていた。
ひたすらGPS確認なんてストーカーみてぇなこと、何でこの俺が……。
そう思う反面、いつでも場所が分かることに安心している自分もいた。
……いや、仕事だからだ。
万が一ハチミツ女になんかあったら、ちゃんと護衛出来なかったら、それは俺の責任だ。
もっと上に行く為に。
もっと強いヒーローになる為に通る道だ。
そう言い聞かせた。
そしてブザーが何度も連続で鳴り、場所を確認するとすぐ近くのアパートだった。
駆け付けると予想通りすぎる光景で、思わず笑いたくなったが、その時笑う以上に怒りの感情が芽生えた。
こんな感情、俺らしくねぇ……。
家に着いても蜜穂は黙ったままで、どう話を切り出そうか考えていると、 鼻をすする音が聞こえた。
何で泣いてんだよ。
泣く程のことをあのモブ野郎にされたってことか?
コイツはただの護衛対象だろ……。
なのに泣き顔を見てると何故か心が痛む。
─────〝蜂屋蜜穂です。今日からよろしくお願いします……!〟─────
そう言って無邪気に笑う蜜穂の顔が頭に浮かんでくる。
「泣くな」そう口にすることは出来なくて、代わりに蜜穂を抱きしめている自分がいた。