そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第3章 大き過ぎるお返し
ー爆豪sideー
「おい」
洗面所に行き背後から声を掛けると、蜜穂の肩がビクッと震えた。
「なんですかっ…?」
「今日から職場まで送迎だよなァ?この俺が迎えに行ってやんだから仕事終わったらすぐ出て来いよ」
「はい!そのつもりです…!」
「……なんか好きな食いモンあんのか」
「ふぇ?」
予想外の質問だったのか、蜜穂が力の抜けた声を漏らして同時に首を傾げた。
「ふぇ、じゃねぇよっ。なんかねェんか」
「えっと…。スイーツですかね…?でもどうしてですか?」
「はっ、クソありきたりな回答だな」
……やっぱ所詮コイツは、どこにでもいるただのモブ女だ。
「聞いといて酷いっ…」
ムッと頬を膨らませて軽く睨んでくる。
「帰りに食いに行くぞ」
「えっ!?」
「わかったらガキはとっとと準備しろ」
「う…歳ひとつしか変わらないのに…」
ボソリとそう呟くと、蜜穂は不貞腐れながら朝の支度をし始めた。
互いに準備が終わり、一緒に家を出て蜜穂の職場を目指して歩き出した。
コスチュームのズボンのポケットに手を突っ込むと、サイドキックから渡された電子機器が手に触れた。
そーいや、これコイツに渡すことになってたんだったな……。