そのハチミツ、極甘注意!【ヒロアカ/爆豪勝己/R18】
第1章 始まりの置き土産
「あ、そうだ……!」
蜜穂はハッと何かを思い出したようにそう言うと、早足で自分の鞄を手に取った。
……なんなんだ?
そう思っていると、蜜穂が鞄から何かを取り出した。
その手にあるのは、俺が好きな激辛チップスだった。
「ンでそれ……」
「ダイナマイトのプロヒーローデビューのインタビューが載ってた雑誌を見て、たまたま覚えてたんです!ダイナマイトこれ好きなんですよね……!?」
「ああ…」
…そういやプロヒーローになりたての頃、雑誌のインタビューで好きな菓子答えたな。
それでもまさかいきなり激辛チップスが出てくるとは思わず、我ながらマヌケな面を浮かべてしまった。
「はい、どうぞっ!」
ニコっと笑って激辛チップスを差し出してくる。
「まァしゃーねぇから受け取っといてやるわ」
そう呟いて、頬を少し緩めながら受け取った。
「わ、笑ったぁ…!笑顔すごく素敵ですねっ!」
「…いちいちうっせェ」
この女といるとなんか調子狂っちまう。
─────こうして、俺と蜜穂の共同生活が始まった。