第1章 始まりは出会い。
「なんか、声が聞こえてきて、
あたしにいからを返すって。
それだけ。あたし自身、何も変わってないし。
大丈夫だよ。心配してくれてありがとう!」
ルカは歩きながらそうC.C.に話した。
C.C.はどこか変わっているかもしれない、脱げ!
と服に手をかけてきたから、びっくりして突き飛ばしたりした。
そうして歩いていると、階段が見えてきた。
「ルカ、ここを通るとお前は、
どこにも属しない存在になる。
覚悟はできているか?」
C.C.は真面目な表情で、ルカを見た。
ルカは一瞬驚いた顔をしたが、
すぐに笑ってC.C.を抱きしめた。
「これは、あ他紙が自分で決めたこと。
大丈夫。C.C.は、何の責任もないから。
これからは、たくさん、たくさん楽しいこと
いっぱい見つけようね!」
C.C.は照れながら、抱きしめ返した。
「も、もう行くぞ・・・。」
「うん!」
聖なる少女と一人ぼっちの魔女。
彼女たちのこの出会いが、世界を変える。
その真実に、気づくものは誰もいない。