第2章 動き出した世界
●「ありがとう!ルルーシュ!!」
ル「あ、あぁ。かまわないよ。」
ル(なんだコイツは!庇護欲をくすぐられる/////)
C「さて、ルカも起きたことだし、私はちょっと出かけてくる。」
ル「お前!懲りずにまた・・・!」
C「誰にも見られなければいいんだろう?」
●「真っ暗なのに、どこへ行くの?」
C「気にするな。ルカは疲れているだろう?もう休め。」
ルカの頭をよしよしと撫で、C.C.はルルーシュの言葉も聞かずに部屋を出ていった。
部屋に取り残されることになった、ルルーシュとルカ。お互い無言でしばらくそのまま動かずにいた。いや、ルカは動けずにいた。
●(ルルーシュと、ふ、ふふふ、二人きり!!!?)
ル「・・・・・はぁ。」
●(た、溜息!!?)
ル「もうそろそろ、寝るか。夜も遅い。」
●「はいぃぃぃー!!」
ル「そんなに固くなるな。何もしないよ。」
●(ちょっと笑ったーーーー!?)
ル「どうした?聞いているか?」
●「あ、はい。ありがとうございますっ」
ル「敬語もやめろ。俺も使わないからな。」
●「ん、わかった。じゃあこれからそうする。」
ここは、ルルーシュの部屋のようだった。何もない部屋。寝るかと言われたが、どうやって・・・・?
ル「ここを使え。俺は別の部屋へ行く。」
●「え?!そ、それはだめ!」
ル「なぜだ?」
●「だ、だって、ここはルルーシュの部屋でしょ!?ルルーシュが別のとこで寝るのは変だもん!」
ル「そう、言われても。」
●「一緒にベッドで寝よう!」
ル「なっ!?」
●「そうだ!そうだよ!そうしよう!」
ル「待て待て待て!何を言っているんだ!」
●(あたしも寝るんだったら、もうちょっと薄着がいいよね・・・。)
ルカは、自分の着ている服に手をかけた。