【R15】キャラメル デェア ディアボロ【ハイキュー夢小説】
第6章 角名倫太郎と飴玉
ホックを外された彼女は、胸元の締め付けが無くなった事で声を漏らした。
胸元に手を控えめに添えながら、角名の事を上目遣いで見ながら、小さく言う。
「…………倫太郎のえっち」
脱衣を嫌がらない彼女に、倫太郎は少年に言われた紫色の飴玉の使い道を思い出していた。
◆
「紫色の飴玉は悪魔の媚薬さ」
「媚薬……」
「彼女の心を奪えたら、それだけで満足しないだろ?」
「……何が言いたい訳?」
少年の問い掛けに問い掛けで返すと、少年は角名の心臓の辺りに人差し指をトンと突いてハッキリと言う。
「人間は欲に限りが無いって話だよ。彼女の心を手に入れたら……次は身体が欲しくなるだろ?」
少年の言葉に彼女の身体を見ていたのを見抜かれていたのだと、驚きが隠せなかった。
そりゃあ健全な高校生男子だ。
意中の相手の身体に興味がない訳が無い。
「この飴を食べきって呼び方が変わってから、一時間以内に彼女の身体に触るんだ。触るのは胸か……足の間が良い」
「足の間……」
つまり、身体で触る場所は乳房か女の場所である、と言う事らしい。
どちらも女性の象徴である場所である。だから触る意味があるのだと、角名は瞬時に理解をした。
「勿論、触るのは衣類の上からじゃなく、柔肌に直接、だ。触られても相手が嫌がらなかったら、この飴玉の効果が完全に効いているって事になる。それが確認出来たら、今度は紫色の飴玉を舐め合う。それから……」
◆
少年の説明を思い出しながら、彼女を壁際に座らせる。背後は壁だから逃げ出す事は出来ない。
座らせた際に彼女の膝は横にならなかったので、角名の目の前でスカートの中が見える体勢になっている。
黒色の下着とか意外とエロい下着を身に付けていたのか、と思いながら、どちらを触ろうか悩む。
ブラジャーのホックは外しているので乳房も触りやすくなっているし、足を開いているので足の間も触りやすい。
(どうせ最初に触るなら……)
ちらりと下半身を見つめる。きっと彼女はまだ穢れをしない純潔の筈。
本当だったら侑に穢されるかもしれなかった少女だ。
(侑に穢させたくない)
スっと手を伸ばし、スカートを退かしてパンツの中に手を滑らせた。
「アッ!」