【R15】キャラメル デェア ディアボロ【ハイキュー夢小説】
第4章 岩泉一と飴玉
「紫色の飴玉は悪魔の媚薬」
「媚薬ってもしかして……」
「だって好きな子を手に入れたらそれでおしまい。にはならないでしょ?好きな子の心を手に入れたら……次は身体、欲しいわよね?」
美女の胸元を主張させる服装につい見入って慌てて目を逸らした。
確かに言われた通りである。男と女である以上、身体を求めたくなる日は必ずくる。
「この飴を食べきって呼び方が変わったらね、一時間以内に彼女の身体に触りなさい。触るのは胸か……足の間にしなさい」
「はぁっ !? 」
彼女の乳房か女の場所の二択しか与えられずに岩泉は衝撃を受けた。
普通に考えてそんな身体の大事な所を、易々と触らせてくれる訳がないだろう。
「勿論、触るのは衣類の上からじゃなく、柔肌に直接、じゃないとね。私みたいに触りやすい服だったらいいけど、違うならばしっかり脱がせてから触るのよ。男なんだから、リードしてあげるのは当然の事よ。そして、触られても好きな子が嫌がらなかったら、この飴玉の効果が完全に効いてるって証拠。それが確認出来たら、今度は紫色の飴玉を舐め合って頂戴。それから……」
◆
(脱がせて……触る)
抱きついている彼女の服装を確認する。
帰宅してから岩泉の家に来ているが、彼女の本来の目的は髪の毛を切ってもらう事だったので、上下ジャージで肌の露出はほぼ無いに等しい。
まぁ、髪の毛の切った細かい毛が服の中に入らない為の対策なのだろうが、本当に脱がせないと上だろうが下だろうが触れなかった。
(どっちにするか……)
上も下も捨てがたい。
そもそも彼女は男に身体を触らせる経験があるのか、分からなかった。
及川みたいに浮いた奴じゃなかったし、そもそもバレー教室の手伝いばかりで男っ気はなかった。
「なぁ、ちょっと確認しておきたいんだけど」
「何?何でも聞いて良いから」
甘え抱きつく彼女を改めて布団の上に押し倒して身体を見つつ、腰元を触りながら岩泉は尋ねた。
「お前って今まで彼氏いた事あったか?」
「ないよ?彼氏ははじめだけ」
知らぬ間に彼女の彼氏になれていたのだと、嬉しさに悶えつつ、ジャージのファスナーを下ろしながら続けた。
「身体、男に触らせた事もないよな?」
「さっきはじめ触ったじゃないの」
「俺以外触ってねぇ……な」
「うん、そうだよ」