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【R18夢小説】手に入れたモノを護る為に【HQ/影山飛雄】

第5章 第一話 懐妊


「よくやった伊織!」

 泣きじゃくる池ヶ谷の事を力いっぱいに抱き締めた。池ヶ谷はいきなりの事に驚いたのか、涙が止まった様だった。
 不安げで困惑した表情の池ヶ谷の後頭部を撫でながら俺は言う。

「俺の子供、本当に妊娠してくれたんだな!伊織の腹の中に俺達の子供が居るんだろ !? 」
「……病院行ってないから……検査薬の結果しか分からないけど…………」

 小さく答えた池ヶ谷に向かって、俺はハッキリと言う。

「病院なんか行ったら妊娠してる事が他人にバレるだろ?絶対に病院だけは行けない」
「う……うん……」

 しどろもどろに答える池ヶ谷の腹に手を宛てがい、恍惚な表情をしていたのだろう。池ヶ谷が赤い顔で俺を見てくる。

「俺の子供……俺の子が伊織の腹ん中に居る」

 グイッと押し倒し、スカートを捲り上げ、子宮がある場所を何度も口付けてしまう。俺からの愛撫を池ヶ谷は震えながら受けている。

「会うのが今から楽しみでおかしくなりそうだ」

 キスを止め、また池ヶ谷を抱き締めて後頭部を撫でながら伝える。

「護ってやる……伊織も、腹ん中の子供も。だから俺の子を産んでくれ」
「っ!」

 ビクッと反応した池ヶ谷のお腹をゆっくりと優しく撫でながら、もう一度伝える。

「産んでくれ、俺の子を」
「…………産んで……いいの、かな……」

 不安げな表情になる池ヶ谷を慰める様に抱き締め、何度も口付けしてやる。本当に妊娠していると言う事実を確かめながら。

「良いに決まってるだろ?……産まないなら何の為に妊娠したんだよ……」
「……初めての妊娠で…………怖い……怖いよ、飛雄……」
「……伊織が怖くならない様に、俺が傍に居てやる。俺が護ってやる」

 俺の言葉に不安から解消されたのか、池ヶ谷がぎゅっと抱き着いてきた。強く服を掴む手の力を背中に感じる。

「……どうしよう」

 ぼそ、と呟いた池ヶ谷だったがずっと言えずにいた事を言えてタカが外れたのか、必死にしがみついて来て言う。

「どうしよう……どうしよう!本当に妊娠しちゃったよ!赤ちゃんお腹に出来ちゃった!いっぱいシたから……いっぱい子宮内射精(なかだし)したから……子供出来ちゃった!飛雄どうしよう !? 私のお腹に赤ちゃん居るよ!妊娠しちゃ駄目なのに……妊娠しちゃったよぉ!」
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