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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第17章 デート



「……オリオン座の神話の話をした時、
だからあんな反応だったんですね。」

ピクシスの後姿を見送りながら、
エマは小さく呟く。


「身内に邪魔されて叶わなかった恋、か?」

リヴァイはそう言うと、エマに目を向けた。


「それ言った時のリヴァイさんの顔、
悲しそうでしたから。」

「お前は本当に人の表情をよく見てるな……」

そう言ったリヴァイの顔は、
とても優しかった。




「だが、別に俺は邪魔されたとは
思ってねぇよ。」

「そうなんですか?」

エマは思わずリヴァイに問う。


「ああ。あの時の俺は、それが
最善の選択だと思っていたからな。
誰に何を言われなくとも、
結局はあの選択をしただろう。」

リヴァイはそう言うと、少し息を吐いた。

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