• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第14章 一週間分





その日の夜。

エマは仕事を終え、部屋に帰ろうと
食堂のランプを消す。


するとそこへ、

「おい。迎えに来たぞ。」

と、リヴァイがドアから顔を覗かせた。


「あ。リヴァイさん。
わざわざ来てくれたんですか?」

エマは最後のランプを消すと、
リヴァイに駆け寄る。


リヴァイはエマの手を取ると、

「もう我慢の限界だ。一週間は長い。」

そう言って足早に歩き始めた。




「やっぱり私がした方が
良かったですよね?」

「あ?何度その話をするつもりだ。」

リヴァイは眉間に皺を寄せ、
エマに振り返る。


「俺はお前に口淫してもらうつもりは、
もうねぇっつって」
「もう大丈夫です!分かってます!」

エマは赤面してリヴァイの言葉を遮った。



「でも、毎月一週間は
出来ない日があるってことですよ?
リヴァイさん、その度に
こんな苛々するんですか?」

「仕方ねぇだろ……」



「……自分ではしないんですか?」

「自分でするのと、
お前を抱くのじゃ訳が違うだろ。」

「そんな声を張って言われましても……」

エマは赤面した頬を、手で摩る。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp