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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第13章 紹介




「なんか、調査兵団って
案外悪いとこじゃなさそうだね。」

基地の外に出ると、
サラはそう言って背伸びをする。


「まぁ、私は憲兵よりは
調査兵の方が好きだよ。」

エマがハッキリした口調でそう言うと、

「5年も憲兵団にいたくせに、
ほんと情がないんだから。」

サラは呆れたようにエマを見る。


「情がない訳ではないけど、
やっぱり私はここでの仕事の方が
向いてるんだと思う。」

エマはそう言いながら小さく息を吐いた。


「そうなんだろうね。
エマ、ここに居る時の方が
生き生きとしてるもん。」


サラはエマの頭を軽く叩くと、

「また何か面白いことがあったら教えてよ。」

そう言ってエマの顔を覗き込む。


「うん。
次こそ自分の報告は自分でしに行く!」

エマはサラに笑いかけると、
サラは手を振って
憲兵団の基地へ帰って行った。


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