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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第13章 紹介



リヴァイはゆっくり立ち上がり
エマの横に並ぶと、

「おい、紹介しろ。」

そう言ってエマに目を向ける。


「彼女は憲兵団の料理長をしている、
私の友人のサラです。」

と、エマは嬉しそうにサラを見た。

サラはリヴァイに会釈をする。


エマはリヴァイを横目で見ながら、

「サラ、取りあえず何から話したら
いいか分からないんだけど……」

そう言いかけた時、

「調査兵団兵士長、リヴァイだ。」

リヴァイはサラの目を見入る。


「エマがいつも
世話になっているようだな。
これからも仲良くしてやってくれ。」

リヴァイのあまりに常識的な挨拶に、
エマは目を丸くした。


「……はい。」

同じくサラも目を丸くしたままで返事をする。




唖然とリヴァイを見るエマに、

「おい、俺がまともな挨拶すら
できない奴だと思っていたのか?」

と、リヴァイはエマの頭に手を置いた。


「仕方ないだろう。
普段の行いが、そういうイメージを
作り出すんだからな。」

エルヴィンはそう言うと、少し笑う。


エマは我に返ると、

「あ、サラ、基地の外まで送ってきます。」

そう言ってサラの手を引き、部屋を出た。

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