• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第12章 下手な嘘



「エマ。俺はお前を
信用してない訳じゃない。」

リヴァイはエマの腰に手を回し、
自分に引き寄せる。


「ただ、お前に面倒な思いも、
苦しい思いもして欲しくねぇし、
お前を傷付けたくない気持ちが
強かっただけだ。」


リヴァイの声は落ち着いていて、
エマは安心したように目を瞑った。




「……だが結局途中でバレて、
お前を傷付ける結果になったがな。」

「……いえ。
その気持ちは嬉しかったです。」

エマはそれだけ言うと、
リヴァイの胸で静かに涙を流す。

リヴァイはエマの頭を優しく撫で、
沈黙した。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp