第71章 リヴァイの休日
その直後、恐る恐る、
と言った様子の人影が見え、
「「……すみませんでした……」」
と、声をハモらすジャンとエレンが出て来た。
「えっ、な、二人とも何してんの?!」
エマは思わず声を上げ、
さっきまでの行為を思い出して、
一気に赤面する。
「……ここの階段で、リヴァイ兵長が
休暇中にトレーニングしてるって
風のうわさで耳にしまして……
それなら俺たちも兵長を見習って
と思って階段昇ってきたら」
「兵長とエマさんが、
良い雰囲気だったので隠れました!」
おどおど話すジャンとは対照的に、
エレンは敬礼をしながら、力強く言い切った。