第71章 リヴァイの休日
「ほう。
それで覗き見をしてた訳か。」
「い、いや!
覗き見するつもりはなくてですね!!」
ジャンが焦りながら話し始めると、
「リヴァイ兵長!
俺も兵長のその技巧をご教授願い」
エレンが口を挿み始め、
その言葉を遮る様に、
ジャンはエレンの口を塞いだ。
「お前ら……
今回だけは見逃してやる。
だが、次はもうないと思え。」
「でも今回のことは、
主に私たちに原因があるんじゃ……」
エマはリヴァイの発言に横槍を入れると
リヴァイの鋭い視線が突き刺さり、
途中で言葉を止める。
「分かったらさっさと行け。」
リヴァイがそれだけ言うと、
エレンとジャンはリヴァイに敬礼をした後、
駆け足で立ち去った。