• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第3章 愛してる




「おい、生きてんのか?」

リヴァイは横になったまま
動かないエマの頬を、軽く叩く。


「……生きてないです。」

エマはリヴァイに
背を向けたまま言った。


「何をそんなに拗ねてんだよ。」

リヴァイはエマの背中を見ながら
小さく息を漏らす。


「拗ねてないですけど……」

「それならこっち向けよ。」

リヴァイはエマの腕を引き、
自分の方に向かせた。



エマは赤面したまま、
まだ少し荒い息づかいで

「……リヴァイさん、
色々意地悪すぎるんですけど。」

そう言ってリヴァイの目を一瞬見る。


「何がだ。」

「無理矢理呼び捨てで呼ばせるし、
敬語使わせてくれないし、いきなり」

エマはそう言って言葉を止める。


「いきなり?いきなり、なんだ。」

リヴァイはエマの顔を覗き込んだ。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp