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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第10章 信用させて



「……結局私は、身体だけを
求められてたってことなんですか?」

「そんな訳ねぇだろ!」

思わず声を荒げたリヴァイは、
エマの腕を掴む。


「……それなら弁解してください。
私が納得する理由があるなら、
お願いですから、言い返してくださいよ……」

エマはそう言いながら、
もう堪えるつもりもない涙を流した。




「……この理由を話したところで、
お前が納得すると思えない。」

リヴァイはエマの腕から手を離す。


「私が納得できないくらいの
くだらない理由で、
他の女性を抱いてたってことですか?」

「抱いてねぇよ。」

リヴァイは強い口調で言った。



「身体の関係は持ってない。」

「それも今の私に信じろって言うんですか?」


エマのその問いかけに、
リヴァイは口を閉ざす。

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