第67章 決定事項
「それ、良い響きですね。
そう呼ばれると、早くリヴァイさんの
嫁になりたくなります。」
エマが嬉しそうな声を上げると、
「なら早く結婚」
リヴァイはそう言いかけて
エマに手で口を塞がれ
「ダメです。
プロポーズは桜の木の下で、
って決めてるんで!」
と、エマに強い口調で制止される。
「チッ……」
口を塞がれたまま舌打ちをする
リヴァイを見て、エマは手を離すと
「それまで死ぬ気で戦って、
死ぬ気で生きて帰って下さいね。」
そう言って顔を綻ばす。
「どっちか分かんねぇじゃねぇか、それ。」
リヴァイは呆れた声を出しながらも
頬を緩めると、
エマに顔を寄せ
エマはリヴァイの気持ちを察し、
優しく唇を重ねた。