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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】
第64章 希望
「お前は相変わらず強気だな……」
こいつの考えてることは分かる。
俺が死ぬのを酷く恐れているが、
それが近い未来訪れるかも
知れないことも理解している。
だからこそ、少しでも俺を
引き留めたいんだろう。
それをしたことで
俺が生きられる保障など何処にもないが
そうでもしないと、
こいつの気持ちは安定しない。
……それなら俺は、
エマの強い意志を守るべきだ。
「分かった。お前に従おう。」
リヴァイはそう言うと、
ギプスの巻かれた腕で
不器用にエマを抱きしめた。
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