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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第64章 希望



「プロポーズは桜の木の下で
してくれるって言ったじゃないですか。」

「あ?まだ桜咲いてんのか?」

「咲いてないですよ。
リヴァイさん、かなり長いこと
寝てたんですから。」

エマは不満気な表情でリヴァイを見た。


「ならどうすんだ?」

「来年まで待ちます。」




「は?!」

リヴァイは思わず声を上げ、

「お前、今回のことがあったのに、
何でそんな悠長なこと言えんだよ?」

と、驚嘆の表情を浮かべたまま
エマに訴えかける。


「お前、俺が寝てる時に言ってたよな?
死ぬんなら何か残して死ねって。」

「確かに言いました。」

「それなら少しでも早く
結婚するべきなんじゃねぇのか?」

エマの言葉に被せる様に言った
リヴァイに、

「……何でそんなに焦ってるんですか?」

と、エマは困惑した表情で問いかけた。

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